ビジネスフォン・IP電話機の廃棄とデータ消去のポイント
「電話機なんて壊れたらそのまま捨てるだけ」——実は、そう単純ではありません
意外と情報が残る電話機
クラウドPBXの普及やリモートワーク対応で、従来型のビジネスフォンからIP電話機・ソフトフォンへの切り替えが進んでいます。
その一方で、入れ替え時に出る「古い電話機」の処分が後回しになっていたり、通話履歴やアドレス帳がそのまま残った状態で廃棄されるケースも少なくありません。
電話機は小さな機器ですが、業務に関する情報が想像以上に詰まっていることをまず認識しておきましょう。
電話機に残っている情報
1. 通話履歴
- 発着信番号
- 通話日時・通話時間
- 顧客・取引先の電話番号が特定できる場合も
2. アドレス帳・短縮ダイヤル
- 社内の内線番号一覧
- 取引先の直通番号
- 個人の携帯番号
3. 設定情報
- IPアドレス・SIPサーバー情報
- 認証ID・パスワード(一部機種)
- Wi-Fi接続情報(Wi-Fi対応IP電話機の場合)
廃棄対象になる機器の種類
オフィスで使われる通信機器は、電話機本体だけではありません。
| 機器 | 特徴 |
|---|---|
| ビジネスフォン(多機能電話機) | NTT、NEC、岩通、Saxa など |
| IP電話機 | Cisco、Poly(Polycom)、Yealink、Grandstream |
| 主装置(PBX / IP-PBX) | 内線制御の中核機器。重量物 |
| ゲートウェイ | アナログ⇔IP変換装置 |
| コードレス電話機 | バッテリー内蔵、区分に注意 |
| ヘッドセット | コールセンター向け機器も含む |
特に主装置(PBX)は大型・重量物で、ラックマウントされていることも多く、サーバー機器と同様の撤去対応が必要です。
データ消去の手順
一般的な多機能電話機
- メニューから「設定リセット」「工場出荷状態に戻す」を実行
- 機種によっては管理者パスワードが必要
- アドレス帳・短縮ダイヤルの消去を個別に確認
IP電話機
- 管理ポータル(Web UI)からリセット
- SIP認証情報・サーバーIPを消去
- 証明書を利用している機種は証明書の失効手続きも
主装置(PBX / IP-PBX)
- 内線・外線・ルーティング設定を消去
- 通話録音機能がある場合は録音データのHDD消去
- 管理者アカウントを含む全設定のリセット
通話録音装置(ボイスロガー)はHDDが搭載されているため、サーバー廃棄と同じ基準でデータ消去が必要です。
撤去・廃棄を依頼する前に整理しておくこと
- 電話機本体のメーカー・型番・台数
- 主装置の有無とサイズ
- コードレス電話機のバッテリー本数
- 通話録音装置の有無(HDD消去対象になるか)
- 配線撤去の範囲(壁面の電話コネクタ・LAN含むか)
まとめ
- 電話機にも通話履歴・アドレス帳・認証情報が残る
- 工場出荷状態へのリセットを忘れずに
- 主装置(PBX)は重量物で、撤去には搬出計画が必要
- コードレス電話機はバッテリー区分で分別
- 通話録音装置はHDD消去対象
リサイクルポケットでは、ビジネスフォン・IP電話機・主装置(PBX)の撤去と廃棄に対応しています。オフィス移転や通信環境リニューアル時に、まとめて回収・買取をご依頼いただけます。
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